
01 STORY
Saturday Coffeeの由来
それは、まだ僕が大学生だった10年以上前の話。
アコースティックギター持って音楽活動をしていた僕は、今では想像できないくらい音楽に打ち込んでいた。
相方とアコースティックギターをそれぞれ持って演奏するスタイル。
2人でギターを弾いて歌う姿は、実に想像に容易いと思う。
音楽に明け暮れていた僕らは決まった日に路上ライブを行い、ライブハウスでの演奏に明け暮れていた。
そんな中、僕らが演奏していた曲の中に「土曜日のコーヒー」という曲があった。
ライブが終わった夜は僕の家で「ああでもない、こうでもない」をひたすら繰り返して2人で語りあったことを今でも鮮明に覚えている。そして、そんな夜は決まってコーヒーを淹れた。
疲れきっていつの間にか寝落ちしている時もあり、夜の間、コーヒーは飲まれずにそのままになっていることもしばしばあった。
“土曜の朝 コーヒーひとつ 淹れなおすのもどうかな。昨日からの冷めたやつ味もそんなに変わらないだろう”
朝、目覚めて、当時吸っていたタバコに火をつけ、少し戸惑いながら昨日淹れたコーヒーを飲む。
今思えばこれが僕の青春だったのかもしれない。
あれから10年以上が過ぎ、いつの間にか音楽活動をやめていた。
僕は、描いてた人にはなれなかった。
友人と語る時、1人でリラックスする時、そして何かに集中する時、コーヒーはほんの1つのきっかけだったかもしれない。しかし、気がつけば、僕の人生の多くの時間にコーヒーがそばにあった。
”Saturday Coffee”は僕が学生時代に演奏していた「土曜日のコーヒー」を英訳したもの。
もしかしたら、あの時叶えられなかった夢が少しだけ形を変えただけかもしれない。
たかがコーヒー。されどコーヒー。
人生の様々なシチュエーションを支えるのはコーヒーかもしれない。
僕の人生がそうであったように。
そんな一杯を提供できるコーヒー屋に僕はなりたい。

02 DESIRE
Saturday Coffeeの想い
コーヒー豆は色々な国で生産され、色々な精製方法で作られます。さらに、その店の焙煎方法によっても味や香りが大きく異なります。
例えば「エチオピア イルガチャフェ」を例にとってもナチュラルとウォッシュドの精製方法で大きく印象が違います。
同じ名前に見えても、まるで違うコーヒーだから頭の中は混乱どころではないはずです。
Saturday coffeeでは、コーヒーを飲んだその瞬間に広がる印象をイラスト化しパッケージに表現しています。
パッケージだけ見れば、たとえ記載しているコーヒー豆の情報がわからなくても、そのコーヒー豆の香りや味のイメージがわかります。あわせてパッケージに文字でもコーヒーの印象を記しています。
Saturday Coffeeでは、「そのコーヒーどんな味?」に答えるべく、味や香りのイメージを伝えることに重きを置いています。
私たちは世界中のたくさんの豆を取り扱います。多くのコーヒーに出会っていただき、様々なコーヒーの印象を楽しんでいただきたいと思います。

03 PROMISE
Saturday Coffeeの約束
スペシャルティコーヒーを扱っているお店は、ネット検索すればそれなりに見つけることができます。
選ぼうと思えば多くのコーヒー豆を選ぶことができる便利な世の中です。
そんな中、Saturday Coffeeを選んでいただいた方のために以下の約束をいたします。
・欠点豆の除去
(焙煎前、焙煎後に2回行います)
・焙煎から3日以内に発送
・豆ごとの最適焙煎度の探求
・コーヒー豆の素手での取り扱い禁止
(ビニールて袋をつけての作業)
見えないところでの手間を惜しまず、安心してコーヒーを飲んでいただけるように努力します。
美味しいコーヒーを飲んで欲しい。
これが何よりのベースです。当店ではたくさんの豆を仕入れて焙煎して販売用のコーヒー豆の選定を行いますが、私が飲んで美味しいと思ったコーヒーのみ提供します。
「今日も家に帰ったら美味しいコーヒーが待っている。」
コーヒーを通して、少しでも日常に笑顔が増えることを願っています。